その日から咬めるインプラント治療

近年のインプラント治療ではインプラントを植立した日から咬めるようにする方法も出現してきました。これには幾つかの条件が必要です。基本的に無歯顎のかたが対象となります。上顎、または下顎に全く歯がない状態の方に、インプラントを4本ないし6本、8本植立をして、一時的に既存の義歯を加工し、その日から固定性の義歯にするものです。ここで全く歯の無い方と言っても、歯周病やひどい虫歯の方は手術の当日または事前に抜歯し、仮義歯を制作、使用していただきます。そしてその義歯を利用して手術後直後に固定性の義歯を患者様に装着しますので。患者様はその日から 固定された歯で食事や会話が出来るようになります。最近では4本のインプラントを使用して片顎12歯を支える方法も登場し、臨床で応用されております。この方法はオールオンー4という方法です。このコンセプトに対応するには インプラントの植率時にしっかりとした固定が得られることが条件です。一般のインプラントより少し長いものが使用できることが条件です。この方法をの利点は その日から固定式の義歯で咬むことが出来る。インプラントが少ない為費用を抑えることができるなどの利点があります。
長年不適合な義歯や高度な歯の崩壊している患者様には処置した日から、自由に会話や食事が出来ることは大きな喜びと考えます。3_0_main_image.jpg
この方法の処置費用は最終的な固定性義歯の制作費を入れて。
上顎 180万円 下顎 180万円  上下顎 340万円となります。
処置の前には十分な診査を行ないます。

2006年3月31日 4:12 PM  カテゴリー: インプラント関連