インプラントVSブリッジVS入れ歯の治療比較

■従来の治療方法とインプラント治療の比較について
インプラント fig1.jpg
良い点
噛む力が天然の歯の80%位まで回復します。(違和感はほとんどありません)
歯肉の内側から天然歯が生えているように見えますので、審美性に優れています。(ケースによっては天然歯とほとんど区別がつかないような治療が出来る場合もあります。)
インプラントはそれ自体で顎の骨に埋め込んでいますので(自立式ですので)両隣の歯を削って支える必要はありません。
留意点
インプラントを顎の骨に埋め込むための手術が必要です。
手術が出来ない症例もあります。
治療費用
インプラントは健康保険の適用外ですので、自由診療となります。
各人の手術の難易度が違うこと、また、治療の範囲により埋め込む本数が変わります。必要な費用は事前の診断により算定されます。
ブリッジ fig2.jpg
良い点
固定式のため装着しても違和感はあまりありません。
部位(場所)によっては、天然歯と区別なく見えることあります。
留意点
ブリッジはその名のとおり、失われた歯を両隣の歯で支える仕組みになっていますので、1本の歯を治療するために、たとえ両隣の歯が健全であっても削ることが不可欠となります。
支えとなる両隣の歯に負担がかかり、将来、その歯を失う確率が健全歯と比べて高くなります。
ブリッジの真ん中の部分(歯根がない部分)は歯肉との間に隙間が出来て清掃しにくくなります。(口腔衛生の状態が不衛生になる確率が高まります。)
空気がもれて発音がしにくいとか、相手からは聞き取りづらくなることがあります。
治療費用
健康保険適用の材料を用いれば、保険の適用範囲となります。
使用材料が自由診療の材料となる場合は自由診療の費用となります。
入れ歯 fig3.jpg
良い点
ブリッジの治療では行えないような多くの歯を失った場合(総入れ歯のような)にも用いることが出来ます。
隣の歯を削る必要がありません。(ケースによっては隣の歯にバネのようなもので固定する場合もあります。)
留意点
バネによりブリッジの場合と同じように、隣の歯に力の負担がかかることがあります。
噛む力は天然歯に比べて30%位に減少します。
固定式ではないため、食事中や会話の最中にはずれたりすることがあります。
取り外して入れ歯の手入れをする必要があります。
入れ歯と口腔粘膜の間に食べ物が挟まったりして、衛生状態が悪くなることがあります。
治療費用
健康保険適用の材料を用いれば、保険の適用範囲内となります。
使用材料が自由診療の材料となる場合は自由診療の費用となります。
此処の掲載記事は専門機関からの文章並び写真をお借りしております。

2006年3月2日 9:58 AM  カテゴリー: 一般的な歯科情報