患者さんに優しい治療の為に
先週土曜日は朝1番から大きな手術がありました。上顎にインプラントを多数処置するケースでした。大学病院から麻酔科の専門医を招き静脈内沈静下(全身麻酔ではありません、意識下の処置です)で患者さんには眠ってるいただいてる間の処置でした。時間は2時間あまりでしたが、目を覚ました患者さんの最初の一言は「すごく楽だった!」の言葉でした。私に「先生、どのくらい時間が起ったの?」との問いかけに「2時間あまりですよ。」と答えるとびっくりしてました。この間患者さんは私たちの問いかけに応じて口を開けたり、閉じたり反応してくれますが、ご本人は全く覚えてないようでした。この処置は脈拍や心拍数、呼吸数などをモニター下にて監視して行ないますが、全く安定した状態でした。これは患者様に心因的なことも当然ですが肉体的にストレスをかけない事を意味します。本日消毒の為に来院しましたがほとんど腫れも痛みもないようでした。この方は10数年前に他の歯科院でインプラント治療をされた方です。現在もいい状態で機能してますが、そのときの手術が痛かったようで、今回の治療には少し抵抗があったようですが、今回は全くそのときのイメージとは違っていたようでした。従来はこのような麻酔科の専門医の処置は大学病院のみでしたが、今では一般歯科院でも受けられる事になりました。私もこの方法は患者さんにとってとても楽な治療方法だと改めて思いました。
2006年3月13日 3:41 PM カテゴリー: 未分類