ここまで出来る歯周治療!
本日は、6ヶ月前に高度の歯周病で歯周組織再生治療を行った患者さんの結果を再診査しました。右下第一、第二大臼歯に対して手術を行ないました。この患者さんはその前に右の対合部分にはインプラントによる人工歯根を処置しましたが、かみ合わせの歯が歯周病でぐらぐらして傷みはじめた為にせっかくのインプラント治療による咬みあわせが出来なくなりました。患者さんはこの歯も抜いてインプラントにしたらとのことでしたが、抜く前に最善の措置をし、自分の歯を残そうと患者さんを説得し、歯周組織再生療法を行ないました。6ヶ月の結果ですが、動揺していた歯は全く動かなくなりその周囲の欠損していた骨は再生して歯肉の炎症もなく素晴らしい状態に回復しておりました。もしも、あの時インプラントにするためこの歯を抜いていたら、患者さんには費用的にも大きな負担をしていただく事になっていたと思うと、私も最良の治療が出来たと思います。もちろんこの再生治療も 保険適用外ですので、自費負担をしていただきましたが、それほど大きなものではありませんでした。どのような歯でも再生医療の対象ではありませんが、早期の処置は結果の獲得も確実なものとなり、患者さんも大変喜んでおられました。
再生治療の方法は症例にも掲載しております。
2006年3月1日 4:42 PM カテゴリー: 未分類