安全なインプラント手術の為に
今日の手術は 大田区の歯科医師H先生でした。先生ご自身もインプラント治療を行ってる方ですが、さすがに自分には出来ないため。私に依頼が来ました。同業者のため、歯科治療のことがわかってるために 私もいつもよりちょっと緊張しました。インプラント植立部位は下顎の大臼歯2本の予定で、体の大きなH先生ですので、十分な骨の高さあるものだと思ってましたが、意外や結構シビアーなケースで、骨幅は十分なのですが、下顎の太い神経まで12mm程度しかありませんでした。また第一大臼歯部には骨の塑造な部分もありました。私はいつもインプラント手術を行なうときには手術中にリアルタイムで撮影できるデジタルレントゲン絶対です!いかなるシビアーなケースでも正確にインプラントの深さや、骨内の重要組織との距離の判定に役立ちます。今日のH先生の治療でも正確に最大限の長さのインプラント手術が出来ました。術後口腔内全体が見られる、パノラマレントゲンでそのインプラントの埋入方向、平行性、また下顎神経までの安全な距離が確認できました。術後このように判定しますが、いつも術中での撮影で安全な処置が出来ること、これが本当に大事だと思います。術後患者さんにこのレントゲンを見せて、手術の成功を伝えると、患者さんもホットされるようです。今はCTによる術前診断も行なわれるようになりましたが、やはり被爆の問題があります、CTは多くの情報を与えてくれます。私の医院でも症例によっては、術前CT画像も必要なときがありますが、ほとんどこのデジタルレントゲンで間違いのない手術が出来、そのX線量の一般の歯科レントゲンの十分の一のため患者さんにもご迷惑をかけない治療方法と思っております。
2005年10月5日 4:39 PM カテゴリー: 未分類