レザー治療第 第2報

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前回に続き歯科用レーザー第2報をお届けします。この程当医院ではハードレザーを導入しました。やっと使えるレーザーにめぐり合えたことが出来ました。歯科用レーザーと言っても、先に紹介した虫歯探知機のソフトレーザーを初め、炭酸ガス、ネオジウムヤグ、ダイオード、アルゴン、エルビジウムヤグレーザーなど様々な機種が発売されてます。レーザーは発信システムによって分類されます、その違いは主に波長で決まります。当医院で導入したレーザーはエルビジウムヤグレーザーで歯や骨、歯肉などに使用できる、始めて多様性を持った機種としました。このレーザーを使うことで、今まで麻酔をしなくては出来なかった処置も無麻酔で行えるため、患者さんのみならず、私たち歯科医師も大変治療が楽になりました。皆様も経験があると思いますが、歯を削るときの高速タービンの音や振動はとても不快だと感じた方も多いと思います。このレーザーは軽度の虫歯の場合無麻酔で歯を最小限の切削で処置し、無痛的に虫歯の治療を完了します。もちろん不快な音も、振動も一切ありません。また歯周病で腫れた歯肉の場合も無麻酔で、歯肉の内側を照射、蒸散処置を行うことで速やかに腫れも解消し苦痛の除去が出来ます。もちろんその後の治療は当然必要ですが急性症状の緩和には大変有効です。特筆すべきは審美捕綴を行うとき歯肉の健康な状態を回復するスピードが著しいことが上げられます。もちろんこれも無麻酔で処置できるため患者様の苦痛はまったくありません。
 小児の治療に用いると子供たちが興味を示し、積極的に治療を受けてくれます。子供の頃から歯医者嫌いを作らないようにすることはとても大切なことだと思います。
 次回は痛くない麻酔の方法をお知らせします。

2003年12月4日 11:46 PM  カテゴリー: 歯科技術情報