正しいインプラント治療 その7 最適なインプラント治療

 歯が抜けるとなんらかの方法でそこを補う事が必要とされます。現在歯科治療ののなかで出来ることは、欠損した部分へ ブリッジ処置、取り外し式の義歯、人工歯根(インプラント)支持の冠、以上の3方法が選択されます。それぞれ利点欠点があります。
ブリッジ
 欠損した前後の歯に支えをえるために、必要なら健康な歯までも削り、欠損した人工の義歯を支える装置にします。1歯欠損なら前後2本の歯を利用します。最少でも3本の連なった装置になります。適応は支える歯がしっかりと丈夫な事、欠損は1本までが良いと考えます。2本以上の欠損で大きなブリッジは支えの歯に将来、破折や動揺、むし歯などの問題も生じる事が考えられます。
取り外し式の義歯
 1歯欠損から全く歯がない状態までに応用されます。取り外し式のために日常生活でのわずらわしさや、歯肉部分で荷重を受けるために痛みや沈み込みのために食べもによっては制限があることともあります。また部分入れ歯は義歯を支えるために残存歯にクラスプ 義歯を支える金属のバネ などを付けることもあります。審美的な違和感を持つ事もあります。保険外の義歯では特殊な承知によってこの審美的な不具合を解消できます。しかし設計などが複雑化します。その他に発音などの問題を訴える方もいます。
人工歯根 インプラント 支持の冠
 1歯欠損から全部欠損まで対応可能です。欠損した部分だけで処置可能なために前後の健康な歯を削ったりしません。失った部分で再度咬む力を受け止められるために 残った歯に負担をかけません。またその結果顎の萎縮を予防できると考えます。特に取り外し義歯やブリッジの出来ない欠損状態 遊離端欠損 で最適と考えます。奥歯の欠損は前方の歯に過剰咬合をかけるためにかみ合わせの崩壊を生じていきます。現在は多くの欠損に対応できるようになりましたが、高度な顎の吸収した症例は付加的な処置も必要となり外科的侵襲も大きくなります。保険治療は全く適用されません。医療費控除の対象です。
インプラント用いた処置の適用とは
1 大臼歯欠損の遊離端処置      ブリッジ不可能、義歯の維持安定が不十分
2 高度吸収した顎の総義歯の方    インプラント2本無いし数本で義歯の維持安定が良好となる
3 2歯欠損以上の処置          インプラントにより咬合支持の増加 残存歯の保護が可能
4 取り外し義歯が受け入れられない方 口腔感覚の鋭敏な方は固定式のインプラント冠 ブリッジは                          有効です。
5 ご自信の歯をこれ以上削ったりしたくない方 欠損部位だけで処置が可能です
インプラント治療が不向きな方
1糖尿病など全身疾患の重篤な方
2悪性腫瘍や骨代謝の疾患で ビスフォスフォネート系の薬を長期使用してる方
3口腔衛生の管理の出来ない方
4外科的処置を受け入れない方

2010年3月12日 10:18 AM  カテゴリー: 未分類