夢の歯科材料へ

先日 所属学会の総会で九州大学生体工学科 教授石川先生と面白い話で花が咲いた。先生は大学で生体材料の研究を専門とされてる方で、人工生体材料のエキスパートである。元々先生は 化学出身の先生で、大学教授になる前は大手の企業で研究者として働いていたとの事でした。その知識たるや私たち歯科医が全く知らない事も多く、酒の肴は分子生物学で盛り上がりました。私も 理工学は嫌いなほうじゃないので 先生も話が途切れず、歯科のこれからの展望や新しい生体材料の開発について夢を語っていました。現在歯科治療で使用されているチタン製インプラントの表面構造については大変面白い見解を持っていました、そしてその欠点を補う研究も随分と進んでいる事、近い将来 スーパーインプラント登場もあるかもしれないと思う内容でした。

2010年3月24日 10:12 AM  カテゴリー: 最新歯科情報

正しいインプラント治療 その7 最適なインプラント治療

 歯が抜けるとなんらかの方法でそこを補う事が必要とされます。現在歯科治療ののなかで出来ることは、欠損した部分へ ブリッジ処置、取り外し式の義歯、人工歯根(インプラント)支持の冠、以上の3方法が選択されます。それぞれ利点欠点があります。
ブリッジ
 欠損した前後の歯に支えをえるために、必要なら健康な歯までも削り、欠損した人工の義歯を支える装置にします。1歯欠損なら前後2本の歯を利用します。最少でも3本の連なった装置になります。適応は支える歯がしっかりと丈夫な事、欠損は1本までが良いと考えます。2本以上の欠損で大きなブリッジは支えの歯に将来、破折や動揺、むし歯などの問題も生じる事が考えられます。
取り外し式の義歯
 1歯欠損から全く歯がない状態までに応用されます。取り外し式のために日常生活でのわずらわしさや、歯肉部分で荷重を受けるために痛みや沈み込みのために食べもによっては制限があることともあります。また部分入れ歯は義歯を支えるために残存歯にクラスプ 義歯を支える金属のバネ などを付けることもあります。審美的な違和感を持つ事もあります。保険外の義歯では特殊な承知によってこの審美的な不具合を解消できます。しかし設計などが複雑化します。その他に発音などの問題を訴える方もいます。
人工歯根 インプラント 支持の冠
 1歯欠損から全部欠損まで対応可能です。欠損した部分だけで処置可能なために前後の健康な歯を削ったりしません。失った部分で再度咬む力を受け止められるために 残った歯に負担をかけません。またその結果顎の萎縮を予防できると考えます。特に取り外し義歯やブリッジの出来ない欠損状態 遊離端欠損 で最適と考えます。奥歯の欠損は前方の歯に過剰咬合をかけるためにかみ合わせの崩壊を生じていきます。現在は多くの欠損に対応できるようになりましたが、高度な顎の吸収した症例は付加的な処置も必要となり外科的侵襲も大きくなります。保険治療は全く適用されません。医療費控除の対象です。
インプラント用いた処置の適用とは
1 大臼歯欠損の遊離端処置      ブリッジ不可能、義歯の維持安定が不十分
2 高度吸収した顎の総義歯の方    インプラント2本無いし数本で義歯の維持安定が良好となる
3 2歯欠損以上の処置          インプラントにより咬合支持の増加 残存歯の保護が可能
4 取り外し義歯が受け入れられない方 口腔感覚の鋭敏な方は固定式のインプラント冠 ブリッジは                          有効です。
5 ご自信の歯をこれ以上削ったりしたくない方 欠損部位だけで処置が可能です
インプラント治療が不向きな方
1糖尿病など全身疾患の重篤な方
2悪性腫瘍や骨代謝の疾患で ビスフォスフォネート系の薬を長期使用してる方
3口腔衛生の管理の出来ない方
4外科的処置を受け入れない方

2010年3月12日 10:18 AM  カテゴリー: 未分類