母校臨床懇話会講演を終えて

 昨日、BOSTON5メンバー 小川先生と母校、インプラント科での臨床懇話会にてお話をさせていただきました。小川先生は前歯部審美領域のインプラント治療について 多くの臨床からの問題点や 処置について、多彩な写真資料から素晴らしいお話をされました。私は欠損症例にインプラントを用いることの有効性について、従来の処置方法から、インプラントを利用した場合の利点を 自身の症例からの報告でした。会場には 多くの恩師がいられ、その中での話は大変緊張するものでした。事前に原稿も用意しましたが、話が始まりましたら 原稿を読む暇も無く、あっという間に時間が過ぎ、伝えたいことの半分も話せませんでしたが、会場の先生方は 最後まで清聴していただき、感謝申し上げます。会場にはお世話になった先生のほか、若い研修生も多数来られ、これからインプラント治療を始められるような方もいました。臨床にインプラント治療を取り入れることで、何が変わるのかを、小川先生、私の話のなかで、何か感じ取っていただけたら幸いです。今回の講演には インプラント科の田中先生、星先生のご尽力のおかげで行なわせていただけました、改めて、感謝いたします。私の行なってるインプラント治療は、大学でお話しするような高度な内容ではないと思いましたが、、私の歯科院でも、大学でも患者さんはインプラントを入れに来るわけではありません、「咬める様にしてほしい、自然な口元を取り戻したい」と言った希望をもって来院されるわけです。あくまでもインプラントは歯を支える土台の機能を持った処置です。このインプラントをを用いて如何に咬み合せを作ったり、自然な歯並びを構築するかにより、患者さんの気持ちや希望に応えることが最終目的です。私のような一開業医でも、患者さんの力になれると思い今回、歯科大学の先生の前でお話させていただくこととしました。 今後益々インプラント治療は盛んになると考えます、しかしながら数多くの成功例の裏には失敗も着いて回ることも事実です。患者さんの期待を裏切らないような治療を提供する為に、大学医療機関と我々一開業医との連携は益々重要と思う次第であります。
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2006年9月29日 10:35 AM  カテゴリー: 院長報告