我が家の愛犬も歯周病に!

 我が家の愛犬 パーズ(ラブラドールレトリバー)の口が臭いと母親が近所の獣医さんへ連れて行ったところ、先生いわく「これは歯周病ですね」と診断され、「薬お出しますから飲まして様子お見てください」と言って薬を飲むことになりました。しかし歯周病の薬ってなんだろうと思います。常日頃患者様に歯周病の治療で補助的には薬を用いますが、薬で歯周病が直るなんて聞いたこともなければ、実際に行ったこともありません。確かに歯周病は細菌感染によって生じることはわかっていますが、その進行段階で治療は異なるもので、初期の場倍は薬物療法やブラッシング程度で改善予防はできることも多いですが、口臭を伴うような進行性の場合はとてもマウスリンスや薬物療法では改善しないと考えます。確かに獣医さんも これで改善しない時は、全身麻酔で歯石除去をするといってたそうですが、なんと大変なことか、処置をするほうも、されるほうも結構、重労働だと思います。
 歯周病は人であってもペットであっても食生活に左右されるということは研究などでもわかってきております。食べやすく栄養価の高い現代の食生活は、咀嚼という事を忘れがちにします。咀嚼とは
噛み砕き、その食物の味を引きだし、消化吸収しやすくするための動作です。あまりにも柔らかい食物は噛み砕くという動作をしないため、その歯を支える組織や、筋肉、あごの骨までに力を与えないために廃様性萎縮をもたらし周囲組織の退化の結果歯周病も引き起こされることも多いかと臨床を通じて思うことです。きっとわが愛犬もドッグフードという高カロリー、高たんぱくの食べやすい食生活の結果、歯周病が進行したのだと思います。

2004年8月31日 12:14 AM  カテゴリー: 院長報告

インプラントオープンオペ見学の提供

 これから新たにインプラント治療、導入を考えてる先生、さらに勉強したいとお考えの先生を対象にライブオペ見学を提供します。
講習会や講演会でスライドや講師の話だけでは本当の治療のことを理解することは難しいと思います。術前準備や術中の器具器材の準備、実際の手術手技などは講習会では説明してくれません。確実な施術によって成功するインプラント治療を是非修得してください。患者さんにも喜んでいただけるインプラント治療を提供してください。これからスキルアップを考えてる先生に提供いたします。
見学日時等はお問い合わせください、但し歯科医師または歯科衛生士の方にに限らせていただきます。見学は原則土曜日の午後、少数の方で行ないます、見学後検討会も行ないたいと思います。
 参加費用、内容などお気軽にお尋ねください。
お問い合わせ、申し込みはホームページの問い合わせ欄へ御願いします。
23_1.jpg

2004年8月28日 12:13 AM  カテゴリー: 院長報告

インプラント治療のその後

平成12年に私自身インプラント治療を友人のBOSTN5メンバー小川先生に処置していただきすでに4年が過ぎようとしております。言うに及ばずいたって好調に機能しており、おかげで周辺の歯の保護もでき、毎日の食事も楽しくいただけてます。インプラントに感謝・・いや小川先生に感謝です。私自身は患者様に年間でかなりのインプラントの埋め込み処置をしておりますが、私自身、インプラント手術経験者なため患者様の手術の際には不快感のないように十分に注意してオペを心がけております。その結果のためか過去数100本の処置をしましたが、現在まで1本の除去もありません。このようなことをサバイバルレート100%と学会などでは表現します。以前では5年間の保存で成功としましたが、現在では10年間の残存率平均が95%というデータも出てます。私の症例でも10年間95%以上の成績を残したく思ってます。最近では私の家内や母親にもインプラント処置をして機能回復をいたしました、以前歯科治療をするときには、何時も自分の身内にするつもりで処置をしなさいと先輩の先生に言われたものです。インプラント治療について悪い表現をする先生もおります。私は本当に悪い治療であるなら自分自身にもしませんし、私の大事な家族や患者様にそのような治療は選択できません。しかしいくら高度な治療といっても将来再処置が必要となってくるかもしれません、これは人工物の宿命と思っております。このことはインプラント治療に限った事ではありませんが、医者の責務と思っております。

2004年8月13日 12:12 AM  カテゴリー: 一般的な歯科情報