インプラント治療のその後

平成12年に私自身インプラント治療を友人のBOSTN5メンバー小川先生に処置していただきすでに4年が過ぎようとしております。言うに及ばずいたって好調に機能しており、おかげで周辺の歯の保護もでき、毎日の食事も楽しくいただけてます。インプラントに感謝・・いや小川先生に感謝です。私自身は患者様に年間でかなりのインプラントの埋め込み処置をしておりますが、私自身、インプラント手術経験者なため患者様の手術の際には不快感のないように十分に注意してオペを心がけております。その結果のためか過去数100本の処置をしましたが、現在まで1本の除去もありません。このようなことをサバイバルレート100%と学会などでは表現します。以前では5年間の保存で成功としましたが、現在では10年間の残存率平均が95%というデータも出てます。私の症例でも10年間95%以上の成績を残したく思ってます。最近では私の家内や母親にもインプラント処置をして機能回復をいたしました、以前歯科治療をするときには、何時も自分の身内にするつもりで処置をしなさいと先輩の先生に言われたものです。インプラント治療について悪い表現をする先生もおります。私は本当に悪い治療であるなら自分自身にもしませんし、私の大事な家族や患者様にそのような治療は選択できません。しかしいくら高度な治療といっても将来再処置が必要となってくるかもしれません、これは人工物の宿命と思っております。このことはインプラント治療に限った事ではありませんが、医者の責務と思っております。

2004年8月13日 12:12 AM  カテゴリー: 一般的な歯科情報