近代オールセラミックス修復

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 近年のセラミックス修復には目を見張るものがあります。一つには新たしい材料の登場によるメタルを全く使用しないメタルフリー修復を可能とした、酸化ジルコニアの登場にあります。従来オールセラミックス材料は酸化アルミナが主成分でしたが、このジルコニアの登場で著しい強度を持つことが出来ました。このことは大きなブリッジワーク処置が可能となったことや インプラントの支台部分の製作、上部構造体の製作を可能とし、ジルコニアの性質は生体に対して高い安定性の為歯肉の炎症などは全くないようです。元々セラミックスは最も安定した材料の為、プラークの付着も少ない為に歯周病に対しても有効な素材と言えます。更に最近ではこのセラミック素材を巧みに使いこなせる技工士さんの登場で、従来では想像もつかない、冠やブリッジの上部構造ができるようになりました。最も再現の難しい1本の歯を作る場合、両隣の歯の細やかな形態や色調を再現するには大変な作業です。これを患者さんの口腔内を見ずに再現するには、近年のデジタルカメラによる情報も欠かせません。また、どんなに素晴らしい技工が出来たとしても精密な印象や形成は私たち歯科医が提供しなくては、本末転倒です。上記の写真は当院での実際の治療です。幾つかの材料と製作法により審美性の高いオールセラミックス処置が出来たと思います。
画像の EMPRESSやジルコニアはセラミックス冠の材料の種類です。光の透過性を重視したい場合等によって使い分けします。

2006年11月21日 9:21 AM  カテゴリー: 歯科技術情報

インプラント治療をビジュアル化にして説明いたします。

 患者様のCTレントゲン画像から3次元的に画像処理を施し、術前の診断や治療方法を患者様にも理解しやすく ビジュアル化して説明いたします。 この画像処理は高度な画像診断ソフトえをPCにより、インプラント手術を3次元的に審査診断出来るものです。またこの画像処置を利用した サージカルガイドにより、従来では考えられなかった、手術も可能となりました。すなわち歯肉を切開しないで、適切な場所にインプラントを埋め込むことができる為、術後の痛みや、腫れなどが全く無い、処置ができるようになりました、当然術中の出血もほとんど無いために、通常の手術が困難な患者様にも対応できるかと考えます。更に術前の手術、シュミレーションはより安全な手術方法を選択することができ、患者様にも安心して処置を受けることが出来る事となり、手術の不安なども解消されること思います。
この画像処理システムはノーベルガイドと言います。私はこのシステムに大いに期待してます。そして患者さんとっても、最も効果的で安全ななインプラント治療を提供できると考えてます。

2006年10月31日 5:19 PM  カテゴリー: インプラント関連

スタッフ募集のお知らせ

 私たちと一緒に働いていただける 歯科スタッフを募集いたします。
歯科衛生さんならびに歯科助手さん 若干名募集いたします。

当院はホームページににもあるように 一般歯科から 審美 ペリオ インプラント等幅広く対応してる医院です。特に衛生士さんには、その資格を活かしていただきたく、専門のユニットにて治療をしていただいています。患者さんの口腔衛生に力を注いでいただきたく、専門家としての仕事を行なっていただいています。経験は問いませんが 勉強の意欲の高い人を期待しています。
助手の方は患者さんに優しく接する方が希望です。こちらも経験は問いません。
勤務条件 午前8時30分~19時30分 昼休み2時間 夕方20分休憩
休日 日曜祝日 週一回平日1日 隔週土曜日 
歯科助手 180,000以上
歯科衛生士 230,000以上
共に総支給額 経験により優遇
 各種保険完備 遠方、地方の方は 宿泊施設準備可能
詳しくは ホームページの問い合わせ、またはお電話ください。
042-486-6551 
院長 村田

2006年10月26日 12:10 PM  カテゴリー: 未分類

Almost perfect

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この写真は上顎中切歯のセラミック冠製作の為の模型と出来上がったオールセラミックス冠です。
模型は オールセラミック冠を製作するために、歯を削り、型を取り 石膏にした常態です。この切削面と歯肉と歯の境が明確に模型に再現されてます。わずか2本の歯の形成 型取の為に1時間以上費やします。歯を削るときは 3倍強の、拡大鏡を用いて丁寧に削り、決して歯肉を傷つけないようにします。裸眼ではこのような作業は不可能です。印象は歯肉溝内に圧排糸を2重に入れて慎重に型取をした結果このような模型が出来上がります。此処までは歯科医が行なうこと、とても重要な作業です。この模型が優れてないといくら高価なセラミックを入れても、歯肉の炎症等はなくならずに、歯肉の退縮等が起こり審美障害の原因にもなります。
下の写真は 精巧な模型の上に制作されたセラミック冠ですが、これは歯科技工士さんの仕事です。
巧みの技ともいえる、芸術的な仕事だと思います。歯の形や色はとてもデリケートな構成をしています、単純なように見えても、白さの中には茶色、黄色 赤、灰色のベースに、透明感がある場所や 半透明の場所 白濁した場所など 様々な要素が含まれます、このような色調の再現は、大変難しい作業で テクニックばかりでなく、技工士さんの感性も随分と反映される、仕事だと思います。
また、型を取るまでには歯科衛生さんによる歯周病の管理が十分されてないと 型を取ることも出来ません。歯科医師、歯科衛生士 歯科技工士さんの担当の全ての工程が確実に遂行されて、初めて良い結果が生まれることとなります。プロフェッショナルな仕事をやり続けること、これはMUSTです。

2006年10月25日 5:56 PM  カテゴリー: 未分類

第一回 グリーンに集う会に参加して

 昨日 絶好の天候に恵まれ、千葉県 船橋CCにて、ゴルフコンペが行なわれました。今回は ノーベルバイオケア、歯科機材の株式会社ヨシダさんの共済で、山崎先生、岡田先生の発起で企画されました。会場は 山崎先生のホームコース、船橋CC、会場45年の名門コースです。参加者は そうそうたるメンバーで日本の歯科会を代表する先生方でした。その中で小生のようなものが場違いのようでしたが、新潟のインプラント学会で岡田先生からの御誘いを受けての参加で、山崎先生とはご無沙汰していたものですから お会いできるのが楽しみでした。朝、ロッカールームでお会いしたときには「おー!村田、今日は38だぞ!」と第一声、先生そんなにゴルフ調子が良いのかと思いましたが、これは液晶TV38インチが優勝商品との事でした。久しぶりにお会いしたのに、全く時の流れを感じさせない、先生の人柄に、改めて感激しました。初めてのゴルフ場ということ、偉大な先生方とのラウンドの為、チョット萎縮気味でしたが、歯科のキャリアーでは負けても、ゴルフ暦では小生も負けてるはずも無く。今日は頑張ろうと気を引き締め、いざグリーンへと気持ちを高めプレイに入りました。同伴者は 名古屋の 小野寺先生、技工士さんの宮腰さん、ノーベルの石田さん。皆さん御世話になりました。とても楽しい日を過ごせました。特に小野寺先生は300ヤード超えのドライバーショットの連続、化け物でした。たぶん参加者の中で最も飛ばしやで、このくらい飛ばされるとゴルフ好きの小生も競う気持ちもなくなりました。
 結果は初コースで89、参加者24名の中3番目のスコアー、私にとっては上出来です。優勝は 九州から参加された、九州オープンなどに出てるトップアマの先生でした。この方を持っても84のスコアーでしたので、このコース難易度が解ります。途中 岡田先生が「村田先生 ドラコン取ったよ!」と方向があり、後続の飛ばし屋の三好先生もラフかと思い、チョット嬉しかったです。
 本日のコンペはとても楽しい、有意義な集まりでした、学会上ではお話も出来ないような先生方とも交流が出来、素晴らしい先生方の人柄に触れることが出来ました。来年は更にスケールアップして行なうとのことでした。既に来年に日程が決まりました。まーなんて気の早いことかと思いましたが、ここにいる先生方多忙の為、予定だけは早めに入れるとのことでした。
またノーベルの武藤さん本当に名幹事ご苦労様でした。馬券評価は当になりませんでしたが^0^。
来年は年10月の第三月曜日に決まり、名称もノーベルバイオケアジャパンカップと決定.次回も是非予定を入れてまた参加したいと思いました。

2006年10月17日 11:35 AM  カテゴリー: 歯話紀行

目立たない矯正装置 クリアライナー

 歯並びを治したけど、矯正装置をつけるのが・・・。と考えてる方や、仕事柄、話す機会の多い人などは、矯正治療を受けたくても、消極的になりがちです。他人に解らず、仕事や食事中に気にしないで、矯正が出来たらとお考えの方は、新しい矯正装置のクリアライナーを使用したらいかがでしょうか。症例により全てに適用とは言いがたいですが、乱杭歯などには適用な装置です。効果的な使用方法は出来る限り長く使用することが決めてですが、外したいときにはご自身ではずせる為に、人前で、仕事や会話には不自由さを感じません。この装置は3週間程度で歯の動きに対応して作り変える必要があります
が、透明な薄いプラスチックの為に装着時の違和感が大変少ないことも特徴と言えます。
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平塚市 ホワイト矯正歯科院 山田先生ご提供

2006年10月13日 6:09 PM  カテゴリー: 最新歯科情報

患者さんの希望に応えて

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高度歯周病と冠不適合の慢性虫歯の治療を希望された患者さんの写真です。歯牙の状態も悪く、通常でしたら、抜歯のケースではないでしょうか。患者さんの希望で何とか保存できないかとの申し出でした。
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歯周組織再生療法 エムドゲインと骨形成を行なってる状態です。歯肉を開けたら 骨欠損と 深い歯周ポケットが認められました。この段階では歯はグラグラしてました。
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治癒後の状態です。深い歯周ポケットの改善と、不ぞろいな歯肉の形が改善され、歯周組織は健康的な状態が獲得され、動揺した歯も動きが無くなり保存が可能となりました。この治療で、私が 特にこだわったことは、抜歯してインプラントにするには、審美的結果を得る為には、かなりの難しさがあり、おそらく抜歯したなら、そこの部分の骨は失われ、審美的なインプラント治療は難しいと考えました、患者さんの希望もあり、ご自身の歯を保存して、良好な状態を獲得した治療ケースです。最後の写真はセラミック冠を装着する為の印象状態です。歯肉からの出血もほとんど無く良好な状態を得られました。
治療結果の良否は高額な処置の選択ばかりでは無いと言う、一つの症例です。

2006年10月6日 11:23 AM  カテゴリー: 歯科技術情報

 これ、仮歯ですか?

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 この写真は 患者さんの治療中に使用する仮歯です。このように、治療する前に型を取り先に制作してから、不適冠を除去し、咬み合せを確保して治療に入ります。治療中は仮歯でも全く問題が無い状態です。多くの患者さんは「先生、これって仮歯ですか?」と言われることが多いですが。最終的な装着物を想定した 歯の形を再現することは、とても重要です。この仮歯を基準に、患者さんと色や歯の形を検討する為の、基準となります。特に前歯部審美ケースの場合は、何回も仮歯の調整をして健康な歯肉の形を獲得後 最終印象に入ります。また顎関節症などの症状を持った患者さんにも 長期的に仮歯で使用していただき、顎位の安定を待って 本印象に入ります。一般的に多くの歯科院では仮歯は一時しのぎのように扱われてますが、当院のように 審美やインプラントを行う歯科院ではとても重要な位置を占る装置です。またこのような装置を通常はテック(テンポラリークラウン)と言われますが、長期の使用に耐え、歯肉の形態や状態を整え、最終補綴物の重要な情報を得る様に設計をしたものを、プロビジョナルレストレーションと言います。当然当院では後者を使用しています。このような装置を使用することで美しい最終装着物を得ることと考えます。治療途中の装置でも、妥協は許されないのです。

2006年9月29日 5:05 PM  カテゴリー: 未分類

母校臨床懇話会講演を終えて

 昨日、BOSTON5メンバー 小川先生と母校、インプラント科での臨床懇話会にてお話をさせていただきました。小川先生は前歯部審美領域のインプラント治療について 多くの臨床からの問題点や 処置について、多彩な写真資料から素晴らしいお話をされました。私は欠損症例にインプラントを用いることの有効性について、従来の処置方法から、インプラントを利用した場合の利点を 自身の症例からの報告でした。会場には 多くの恩師がいられ、その中での話は大変緊張するものでした。事前に原稿も用意しましたが、話が始まりましたら 原稿を読む暇も無く、あっという間に時間が過ぎ、伝えたいことの半分も話せませんでしたが、会場の先生方は 最後まで清聴していただき、感謝申し上げます。会場にはお世話になった先生のほか、若い研修生も多数来られ、これからインプラント治療を始められるような方もいました。臨床にインプラント治療を取り入れることで、何が変わるのかを、小川先生、私の話のなかで、何か感じ取っていただけたら幸いです。今回の講演には インプラント科の田中先生、星先生のご尽力のおかげで行なわせていただけました、改めて、感謝いたします。私の行なってるインプラント治療は、大学でお話しするような高度な内容ではないと思いましたが、、私の歯科院でも、大学でも患者さんはインプラントを入れに来るわけではありません、「咬める様にしてほしい、自然な口元を取り戻したい」と言った希望をもって来院されるわけです。あくまでもインプラントは歯を支える土台の機能を持った処置です。このインプラントをを用いて如何に咬み合せを作ったり、自然な歯並びを構築するかにより、患者さんの気持ちや希望に応えることが最終目的です。私のような一開業医でも、患者さんの力になれると思い今回、歯科大学の先生の前でお話させていただくこととしました。 今後益々インプラント治療は盛んになると考えます、しかしながら数多くの成功例の裏には失敗も着いて回ることも事実です。患者さんの期待を裏切らないような治療を提供する為に、大学医療機関と我々一開業医との連携は益々重要と思う次第であります。
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2006年9月29日 10:35 AM  カテゴリー: 院長報告

自費診療、らくらく支払いシステムの導入

 「自費診療で、綺麗に治したい、インプラントをして咬めるようにした。でも治療費が・・・。」と考え中の患者様に朗報です。当院では、治療費を無理なくお支払いいただけるシステムを導入しました。治療費の請求日から6ヶ月間は手数料 、金利など不要です。たとえば、治療費請求日から 6ヶ月内に分割 支払い完了いただければ、余分金利など費用がかかりません。またそれ以上の場合でも、6ヵ月後より金利が発生しますから、ご自身の計画に合わせてお支払いいただける、システムです。お申し込み時には個人審査がありますのでご了承ください。直接患者様とクレジット会社のご契約となります。詳しくは当院窓口のパンフレットまたはGE Money Care Careditについてお問い合わせください。
フリーダイアル 0120-090980 GE コンシューマーファイナンス

2006年9月26日 10:26 AM  カテゴリー: ホームページからの情報