日本口腔インプラント学会認定医修得

 平成16年度日本口腔インプラント学会認定医試験が本年1月、昭和大学歯学部にてお行なわれました。その結果、おかげさまで認定の称号が得られましたので報告いたします。現在インプラント治療を行なっている歯科医院は多数存在いたしますが、インプラント治療の認定の資格を得ている歯科医はその1割にも満たないと思います。この資格を得る為には日ごろの研修もさることながら、口腔インプラント学会に5年以上の在籍、学会内での筆頭演者としての発表や学位論文,学会誌への投稿など日常の臨床を行ないながら活動しなくてはならない為大学病院の関係者ならともかく一般臨床医にとってはかなりのハードルでした。しかし私の所属学会の多くの関係者の協力お持ちまして取得できましたことを心から感謝申し上げます。これを機に新たに指導医の道を目指し更なる飛躍をしたいと考えます、そして多くの患者様に喜んでいただけるようなインプラント治療を心がけて生きたいと思う次第でございます。15_1.jpg

2004年3月31日 12:07 AM  カテゴリー: 院長報告

歯科技工所のご案内

村田歯科医院は姉妹会社として、有限会社村田デンタルラボラトリー(0424-80-2081)と言う歯科技工所があります。私どもの歯科医院の技工を創め外部の歯科医院からの技工物の制作依頼を受けております。高度なインプラント技工からミリング技工、AGCセラミックスクラウン、一般技工まで多様なニーズに対応できる体制で、多くの歯科医院から評価を得ております。なぜ私ども歯科医院が専用歯科技工所を持っているかと言えば、患者さまに装着する冠や義歯の設計、制作は大変精度が高いものが要求されることはもちろんですが、その制作物の色や形態、口の中に装着した感触などは、患者さんと直接かかわりのある歯科医師からの情報で制作されますが、その情報が適切なだけ高品質な技工物が出来上がるのです。それには専属の歯科技工士を持って意思の疎通を図らなければ良質な仕事は出来ないと考え歯科技工所を立ち上げたのがきっかけでした。しかし私ども村田歯科以外からも技工物の依頼が来たため現在では他の歯科医院の仕事も引き受けているところです。私の考えでは、歯科医師が丁寧な仕事しても口の中に装着する装置によって患者さんが満足いく状態にならないこともあります、良質な歯科医療には高度な歯科技工物は欠かせません。
 もしこのHPを見られ、現在の技工物に満足のいかない先生方がいましたら、一度ご連絡ください。きっとストレスの無い歯科治療が出来ると思います。
有)村田デンタルラボラトリー
0424-80-2081
調布市多摩川5-15-5 プレセントM一階
 担当 技工部長 三村
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2004年1月16日 12:00 AM  カテゴリー: 院長報告

アメリカの歯科医から学んだこと

2000年に米国へ行ったとき2名の著名な歯科医師に会い、貴重な勉強させていただきました。一人はハーバード大学Drウェバー先生,もう一人は前米国歯周病学会会長Drネヴィンス先生でお二方共に世界の中でも高名な歯科医で、今の私の歯科治療に多大な影響を与えてくださった方々です。米国の医療は日本のような国民保険と言うものが在りません。民間の保険会社が医療保険と歯科医療保険の2種類の保険を扱ってます。多くの国民は医療保険には加入してますが、米国の歯科保険は加入費が高いので加入率が一般の健康保険に比べて低いようです。すなわち歯科治療日は日本比べて格段に高額なのです。では何が日本と違うのかと言えば、歯科医側が高額な治療費の請求を保険会社にするので、支払いに対する判定が厳しい事と患者さんからいただく医療費も当然高額ですので、支払い側の判定が厳しいため、歯科医師は自分が持っている最高の仕事を常に要求されるのと同時に常日頃から結果を出すための訓練をしなくてはならない、すなわち患者さんのために最高の医療サービスを提供できなければ医院を継続できないのです。ですからアメリカの歯科医はよく勉強しなくてはならないのです。私は先の2名の先生に
多くの技術を学びましたが一番学んだものは本当は歯科医師として常に患者さんに最高の歯科治療を提供し続ける姿勢を持っていることだったと思いました。何も高額な治療ばかりが良い治療だとは思いません、日本には国民保険と言うシステムがあります、この中でもすばらしい治療は出来ると思います、しかし患者さんによっては保険でカバーできない要求もあります。快適さを追求すると保険では物足りないことも事実です、日本の保健医療は疾病保険です、すなわち病気はカバーするが贅沢や、快適性は保険外という考え方です。アメリカではこのような考え方はありません。患者さんが喜ばない治療は存在しないのです。これが日本とアメリカの医療ギャップなのでしょうか,保険だとか保険外だとかにとらわれない歯科治療をしたいと思います、それが王道だと思います、患者さんが喜んでくれる医療サービスをすることアメリカに行って学んだことが最大の収穫でした。
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2003年12月22日 11:56 PM  カテゴリー: 院長報告

BOSTON5臨床例会報告

 本年度BOSTO5オープン例会が11月13日(日)に新宿DHAにて盛大に開催された。参加者60余名にて朝9時より午後6時まで講演者6名によるプレゼンテーションが行われました。小川BOSTON5会長の挨拶に始まり、午前中の座長に福留先生、午後は近藤先生に御願いし速やかな進行がなされました。講演筆頭は中島先生による、重度歯周炎についてのGTRを用いた治療法、次の永井先生は歯科レーザーの質疑応対に終始し会場からの多くの質問を浴びました、高橋先生は大学人らしからない内容で臨床に即した講演で在りました。久保田先生には全身管理の上で重要な講演を頂ました。我がBOSTON5のメンバーからは木村先生による高度吸収顎提ケースの補綴手法が紹介さえ、渡部先生からは、インプラントオペ次の偶発症のリカバリー症例を講演していただきました。各公演も内容あるもので参加者には大いに参考になったと思います。懇親会では多くの先生方が集まり、楽しい時を過ごしました。3次会はBOSTON5と演者の先生方のみでヒルトン東京のスイートルームで小川先生による術後20年症例の発表があり多くに意見批判がで、午前2時まで討論が行われました。
 今回協力いただいた先生方には深く感謝いたします。今年の活動は終わりましたが、来年は四国の道後温泉でクローズの例会を開きます。また暮れにはオープン例会の時期になります、皆様楽しみにしてください。
              実行委員長 村田功

2003年12月4日 11:52 PM  カテゴリー: 院長報告