正しいインプラント治療 その4 前歯編

 今週前歯の欠損で来院された患者さん インプラント相談でした。御自身の歯の根が割れて、抜かなくてはならずに インプラントを考えたいとの事でした。まだ若い女性のために取り外しの入れ歯は考えられないとの事、ではインプラント以外の方法はブリッジがありますが 患者さんは隣の歯も心配なので独立した方法が良いのではと思っていました。この考えは賛成できますが、たとえ欠損した部分をインプラントで治しても隣の歯の根に問題があるとしたら 埋め込まれたインプラントまで影響を与えることとなります。隣の歯が心配ならそれも治療対象となります。結局欠損した両隣の歯を処置するなら インプラントでなくて ブリッジも適用となります。両隣が健康な歯なら欠損した部分だけで処置できるインプラントは効果的な処置と考えます。しかし前歯は奥歯に比べると非常に薄い骨で支えられてます。歯を抜くとその薄い骨が吸収してきて歯茎がやせて来ます・これがインプラント治療を難しくする要因です、このことはインプラントを入れてからも生じる現象ですので、せっかく高価なインプラント治療をしても・・・・・・・・・・・・・
審美的問題が発生したら何にもなりません、この点ブリッジはこのような結果にはならないために、総合的な判断の上に決定すべき場所なのです

2010年1月7日 6:14 PM  カテゴリー: 未分類