此処まで出来る歯周病治療

今日は院長 村田です。今回は歯周病治療の最前線のお話をさせていただきます。当院での処置の一つの方法症例です。
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一見なんでもない歯肉の状態のようですが、この写真の患者様は 年数回 第一小臼歯が腫れれるといった主訴で来院されました。
診査の結果 局所の重度歯周病による骨欠損が判明しました。歯肉を開いた状態です。
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長年繰り返す腫れでも数日すると収まるのでこのまま放置していたようです。通常このような場合は抜歯とされることも多いと思います。しかし 欠損した骨の状態と周囲の形態を見ると再製療法による、治療も期待できると判断し 骨移植とエムドゲインの応用による再生療法を行いました。
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骨を欠損した部分へ過剰に詰め込み 足らない歯肉を伸ばしなが元の状態に閉めます。
 歯周病が重症化すると歯肉の腫れや痛みが出ます。数日すると腫れも引いてきますが 歯肉の内側ではこのよう骨の欠損が生じてきます。今回の症例は根の周りの垂直的欠損が主でしたのでこのような処置も可能でしたが 広範囲の水平的な欠損では対応も難しくなります。
 あなたもこの様な症状はありませんか・

2010年11月16日 3:23 PM  カテゴリー: 未分類

骨造成のその後

この写真はインプラント処置のために骨造成した患者さんの2次元レントゲン画像です。
右は処置前 左は骨造成後インプラントを植率した直後
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これは 同じような骨造成した患者さんの術後8年後のCTレントゲンから3次元構成した画像です
左上のコブ様な部分です
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頭蓋骨側からのカット像ですがコブ状の骨隆起が見られると思います。この中にはインプラントの本体が骨に囲まれ強固に保持されてます。骨造成術後8年後の状態ですが、実は珍しい写真なのです。
通常インプラントを行う為には十分な骨が必用ですが この写真の様に人為的に骨増大処置をすることも必要とされます。しかしながら 不確実な分野でもありますので 術後経過を検証することはとても大事なことなのです。このようにインプラントが出来ない 難しいと診断された症例でも最近では多くの症例に対応することが出来るようになりました。

2010年11月1日 5:50 PM  カテゴリー: 未分類