仕上がりにこだわる

 こんにちわ 院長の村田です。 セラミック冠やインプラント治療、前歯などの審美部位を治療された症例を見ると、これで良いのかと考えさせられる治療を見ることもあります。特に単独歯から少数歯欠損のインプラント治療のゴールは失われた天然歯あるいはその周囲組織 歯肉の形やボリュームの再現にあると考えますし、簡単言えば失った組織の再生です。患者さんも治療結果に期待を持ちます。HPなどでもインプラント治療を標榜している歯科医院も多数あります。しかも低価格で、年間数百本の実績と公言してるところも見られます。きっと大勢の歯科医師が勤務して、毎日のように行なってこのような価格や実績となると思います。大量生産が低コストを実現する、大規模工場なら当たり前、至極当然の事でしょう。しかし、私たちは患者さん一人一人、時間を架け説明とカウンセリングを行なって、丁寧な仕上がりの医療を提供する事がとても重要と考えます。まして私たちは人の体が対象です。安かろう悪かろうはと許されません。ベルトコンベアー式の大量生産型の医療はありえないのです。もちろんその仕上がりは各患者さん独自の高品質のオーダーでなければなりません。ただ白いセラミック冠なら良いとは言えないのです、歯も個人個人個性があります 色や形 大きさ全て他人とは違うのです。歯肉の形や色 厚さも異なります。これらの事を総合して治療すること、仕上がりにこだわる事がプロの生業だと思います。

2010年9月8日 5:52 PM  カテゴリー: 歯科技術情報