ヒーローとヒール

 昨日朝青龍の突然の引退をTVで見た。角界では新しく理事になった貴乃花の選挙での混乱や昨年来の力士の大麻吸引や傷害事件など多くの不祥事で頭の痛いところ、そこに来て今年、場所中の朝青龍の暴行事件と話題に尽きない。大相撲を運営する理事会としては、頭の痛いところであった事と思う。昨日の引退記者会見を見た方は平成の大横綱の引退を惜しむ声も多かったのではと思う。彼の業績は歴代3位まだ29歳の年齢を考えれば偉大すぎる結果だと思う。このまま継続すれば歴代1位の成績も成し得たかも知れない。モンゴルの国民は彼をヒーローだと思っているだろう。しかし横綱としての品格としてたびたび厳重注意を受けてきたのも事実である。さすが今回は厳重注意では済まされない結果となった。大変残念なことだと思うのはきっと多くの相撲ファンのなかにたくさんいると思う私もその一人である、彼の無邪気な子供っぽい性格も魅力的である、優等生的でない人間性も魅力的だと思う。しかし最後にはヒールとなって角界を去ることとなった。最後の記者会見で見る朝青龍は大人の受け答えをしてる事が印象的だった、それがとても寂しい気持ちにさせたのである。

2010年2月5日 11:51 AM  カテゴリー: 未分類