ヨーロッパインプラント事情

去る9月30日から ヨーロッパインプ学会 EAOへ参加してきました。今年の開催は 地中海に面したモナコ王国、車好きならF1やモンテカルロラリーで有名な場所 私も一度は行ってみたいと思っていた場所でした。学会は3日間 朝から夕刻まで各会場は熱気であふれていました。ヨーロッパ中心で活躍されている歯科医師のプレゼンテーションは興味深いものもたくさんありました、特に歯科大学関係ではかなりハイレベルな骨の造成などの研究発表がありました。この辺は一歩先に進んでるなと感じました、特に最近のトッピクスはインプラントの形状と表面構造にあるようで、その臨床が早くも発表されていました。日本では薬事認可の関係でまだ使用されてない、インプラントの臨床成績が出ていることに驚かされます。また最新の材料が各メーカーの展示ブースには、日本では手に入らない器具機材もたくさんありましたが、歯科材料については臨床結果が不明な為に購入することはしてきませんでした。
インプラント治療は ヨーロッパ、アメリカでは日本より先進国ですが 現在の日本にインプラント治療の水準は多くの先人たちに劣ることは無いと確信しましたが、インプラントなどの生体材料や、機材の開発認可のスピードはいまだ遅れてるのが現状のようです。

2009年10月19日 3:52 PM  カテゴリー: 院長報告