多くのパトロンの支えによって

 昨日のワールドカップ、1次予選、日本対オーストラリア戦を楽しみに観戦した方は何万人にも及ぶことと思います。後半残すところ10分でまさかの逆転劇がまってるとは・・・。全く勝負は終わってみないと判らないものです。この会場には、大変な数の日本人サポーターが応援に駆けつけてました。サッカーではこのような人たちをサポーターと言います。昨日はもう一つ日本人が大活躍しました。LPGAでの藍ちゃんの活躍です。女子メジャーのマクドナルド選手権で3位は快挙です。ワールドカップの影であまり多くのニュースでは取り上げられなかった様ですが、2週連続最終組で回り、LPGAツアー参加4ヶ月でのこの結果は素晴らしいことと思います。この大会でも多くの日本人の応援者が会場に来て声援を送っていたようです。藍ちゃんのファンは日本人ばかりでなく多くのアメリカ人もいるようです。ゴルフではこのような人たちをパトロンといいます。日本ではパトロンというと(愛人)あまり表現のよくない言葉のようですが、このような熱狂的ファンを指します。どちらかというとこのパトロンは サッカーのようなチームのファンではなく、一人に対してのファンを言うようです。このパトロンではゴルフのマスターズトーナメントにおけるアーノルドパーマーのファンは、アーニーズアーミーと言って熱狂的なファンの総称で呼ばれてました。
 歯科医師でも高名な先生の患者さんは、その先生のファンも多いようです。技術ばかりでなく その人柄や人生観に魅力を感じる方がい多い事だと思います。私の恩師の先生にもそのような方がいます。歯科に於ける知識や技術は多くの経験に支えられ素晴らしい仕事をします。特に、私が魅力を感じるのは その先生の人柄の良さです。チョットぶっきらぼうな言葉使いですが、それがまた、親近感を覚えます。おそらく患者さん対しても同じようではと想像します。しかし決して、人を馬鹿にしたり 見下したりはしない先生です。患者さんが困って治療に行ったときには「判ったから 俺に任せろ!」というタイプではないでしょうか。この先生からは多くのこと教えられました。「人前で話す時は自分の考えはだめだ、多くの研究論文をリサーチして、治療の結果の背景を論じなくてはいけない。」といわれました、とても重要なことと思います。
 歯科治療を行う上で患者さんとの信頼関係は大変重要です。どのような治療であっても、患者さんに理解していただけないと、良い結果はついてこないと思います。私も、経験上幾つか嫌なことも感じたこともあります。長い時間をかけて、説明し、治療の確認しても、無駄なことになってしまうこともありました。とても残念なことだと思います。このパトロンまでとは行かなくても、人を信頼し、良い関係を持つことはお互いの為にとても重要で良い結果をもたらす事になるのではないでしょうか。

2006年6月13日 10:35 AM  カテゴリー: 医院長のひとり言