拡大鏡下での歯科治療
この写真はいつも診療室にお花をいただいてる、患者様の作品、胡蝶蘭です。大きな花をいくつもつけて花の重みで茎が垂れ下がっています。Kさんは私の友人でもあります。
彼は、ゴルフでのハンディ1の凄腕ですが。欄の栽培でもご自宅に温室を持って数多くの欄の栽培をして、園芸に関しても凝り性の方です。定期的に色とりどりの花を持ってきていただき本当に診療所を明るく 和ませていただいております。いつもありがとうございます。
話はこの花を例に、歯科の治療での拡大鏡下の治療をイメージしていただければと思います。最初の写真は皆様の視野に入る大きさの状態ではと思います。これは歯科の治療でも同じことで、ある程度の距離を置いた状態の画像の大きさです。
この画像は、かなり近接した状態での、肉眼の画像です。ほぼこのような状態が、肉眼の限界ではと考えます。従来からの歯科治療はこのような状態(現実派もっと小さい状態)での治療かと思います。しかし 歯科治療は細やかな治療を要求されます。特に歯を削ってその部分に物を詰めたり、冠をかぶせる治療では、出来具合が その後の新たな虫歯の発生や歯周病の再発を招きます。いくら歯科技工士さんが素晴らしい仕事をしても、我々歯科医師が、精密な仕事をしないと事には、最初から適合の悪いものを作ってることになります。
この写真は拡大鏡の写真と考えてください。<
これくらいで2~3倍の世界ではないでしょうか。この程度でもかなり細やかな部部も確認でき精度が高い治療が出来ると思います。現在、当医院では4倍~5倍の拡大鏡により治療を行なっております。しかし今では脳神経外科や血管外科で使用される、20倍~30倍までの拡大が出来る、マイクロスコープも一般歯科臨床でも使われるようになりました。当医院でも近日中に導入予定をいたしております。
今回は歯科拡大鏡での治療をのイメージを理解いただくために少し紹介させていただきました。高い精度の治療は、歯科疾患の予防と装着物の長期の安定につながるものです。
2006年4月5日 9:59 AM カテゴリー: 未分類