審美From原宿

 今年も新たな目標を持って勉強しようと、日本で審美歯科治療の第一人者である、原宿のY先生のもとで研修を始めました。先生が企画する、マスターコースでは審美歯科の考え方、その方法、使用する材料の選考などにいたる多義にわたるものです。私も審美歯科は行ってますが、何が審美か、どのように行なうことが治療ゴールかを改めて勉強してる次第です。先生の作品の多くをスライドで検証して、各症例ごとの問題点や治療指針、手技など細やかに説明していただけます。先生の考えは審美でもそれ以外の歯科治療、インプラント治療でも安定した咬合の構築と審美的な歯冠ー歯肉の調和を目的としてます。このことは私も常に念頭において治療してることと同一なことでした。しかしこの調和した歯肉ー歯冠(デントジンジバルコンプレックスといいます。)これを獲得するには、非常にデリケートな術式を必要とします。そして口の中に入るセラミック冠に代表される装着物の素晴らしいできばえは、きっと患者さんの満足に足りるものと確信します。素晴らしい、完璧な治療をしても、最後に装着される、冠の出来によって治療結果は大きく異なります。多くの患者さんはその冠の出来で、満足度が変わるものと思います。歯科治療の主役は私たち歯科医ですが、時には患者さんにとっては腕のいい歯科技工士さんのほうが主役になることが多いのではと思います。私の歯科院でも腕のいい歯科技工士さんに審美的な装着物を制作してきましたが、Y先生のご好意により、これからは先生と同じ技工作品を私の患者さんにも提供できることとなりました、今まで以上により審美的な装着物を提供出来ると確信いたします。

2006年2月9日 10:53 AM  カテゴリー: 未分類